はじめまして。管理人のナゼネコです。
本日のテーマは、「好きな仕事と稼げる仕事、就くならどっち?」です。
事前情報として、私は某大手メーカーの基盤研究職で仕事をしています。毎日、理系大学院の研究室のように、実験をしたり同僚と議論をしながら、仕事をしています。やりがいは、自分の出した研究データが、商品や論文などの形になったときです。
好きな仕事と稼げる仕事、就くならどちらが良いか?結論から言うと、私は断然、「好きな仕事」をおすすめします。ただ、一部例外もあると思っています。それでは、私が好きな仕事を選ぶ3つの理由、そして一部の例外についてご紹介していきます。
はじめに、言葉の定義をしておきます。
- 好きな仕事:今の自分が興味のある仕事、憧れの仕事
- 稼げる仕事:今の自分は興味がないが、一般的に給料が良いと言われている仕事
好きな仕事を選ぶ理由① 誇りを持って働くことが出来る
好きな仕事は、例外なく楽しいです。毎日わくわくします。最初は覚える事がたくさんあったり、裏の世界を知ることで大変な思いをするかもしれません。ただ、正直、そんなこと気にならない位に、楽しくて、やりがいがあって、そんな仕事に就くことが出来た自分自身に自信を持つことが出来ます。好きな仕事をしている人は、自分の気持ちや幸せに焦点を当てて仕事を選んでいるので、メンタル面での輝きが全然違うのです。
好きな仕事を選ぶ理由② 大変な時に踏ん張れる
仕事には、どんなに頑張っても調子が悪い、結果が出せない時があります。仕事内容は好きでも、人間関係や社内政治に疲れるときもあります。仕事は順調でもプライベートがうまく行かず、生活にストレスを抱えるときもあります。これは、真面目に生きている人でも、人生誰にでも起こり得ることなのです。そんな時、好きな仕事であれば、人は踏ん張れるものです。やっていて楽しいと思う気持ち、やりたいことを仕事にしているという自己満足感、これらの感情が、折れそうなあなたの心を支えてくれる時が必ず来ます。これは断言出来ます。そこでコツコツ続けることが出来れば、事態は必ず好転し、乗り越えた後には更に大きな達成感を得ることが出来るのです。
好きな仕事を選ぶ理由③ 後悔の無い選択が出来る
「お金をしっかり稼いで生活基盤を作ってから、後で思う存分やりたいことをやろう!」その気持ち、分かります。ただ、大切な事実として、お金は無限に増やすことが出来ても、あなたの時間は有限なのです。例えば、初年から年収2000万円の仕事を5年働き、1億円稼げたら大丈夫と考えます。その5年の間に、あなたが事故に遭う可能性、病気になる可能性、家族の看病や世話が必要になる可能性、競合の台頭による会社の倒産・買収など、挙げればキリがないですが、外的要因によって、あなたの計画が台無しになる可能性は十分にあるのです。そんな時、あなたは、「お金は稼げたけど、好きな仕事を出来なかった。やってみたかったなぁ…夢だったのに。」と後悔するかもしれません。今やりたいと思うことを後回しにせず、今やるようにすると、後悔のない人生を歩めるかもしれません。
例外:身に付けたいスキルが明確な場合
若いうちからこの考え方が出来る人は、非常に素晴らしいです。例えば、「起業したいから、幅広く仕事を覚えられるようにこの会社に就職しよう。ここで経営戦略や営業、マネジメントなどのスキルを急いで身に付けよう。」早いうちから人生の目標が明確であり、そこに至る手段として仕事を捉え、必要なスキルを得るために合理的な仕事に就くことは十分考えられます。
まとめ
「好きな仕事」を選ぶのがおすすめ。
理由① 誇りを持って働くことが出来る
理由② 大変な時に踏ん張れる
理由③ 後悔の無い選択が出来る
(例外:身に付けたいスキルが明確な場合は、「稼げる仕事」も十分考えられる)
最後に
たまに、「好きな仕事より、まず稼げる仕事をして認めて貰えてから考えよう!」という人がいます。あなたの周りにもそういう人がいるかもしれません。そんな時は、「あなたは過去、好きな仕事をしたことがある上でそう考えているのですか?」と質問してみてください。もしかするとその人は、好きな仕事を「出来なかった」だけの人かもしれません。
